復活するんですけど

今、僕は晩杯屋という立ち飲み屋で一人で飲んでます。

 

長いことこのブログを放置してましたが僕は復活します。

 

ボキは復活するのだー。

 

ブッキータワーのBGMと共に。

 

 

 

なんか全てがめんどくさいんですよ。

 

俺はHIPHOP好きなオタクモドキのクソ変態の酔っぱらいなのに。

 

なんでMCバトルの話だけせなあかんねん。

 

 

これからはテキトーに好きなよーに記事を書きます。

 

どうせ誰も見てないスタンスでやります。

 

 

ノーコメもありやで。

 

俺超良い臭いびっくりー。

king of kings 2016


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ディファ有明で開催されたking of kings2016、通称KOKに行って来ました!

アベマで生放送されていたのでご覧になった方も多いのでは!?

今日は記憶がホットなうちに感想をつらつらと書きたいと思います。

 

 

①印象に残ったMC

 

・輪入道

個人的に今回は輪入道の大会でした。

1回戦のlick-g戦からぶちあげてくれました。

判定を間違える司会のマスター、音を止めてしまったDJ、それらを含む運営全てを「ふざけんじゃねー」と一喝。

さらに輪入道のライムを先読みして被せてきたlick-gに対して「いきなりどうした?あぶねーもんやってんのか?」と痺れる返し。

会場の空気を8小節で一変させました。

 

続く呂布カルマ戦では呂布カルマ得意の揚げ足とりに全く動じることなく完封。

年末の2016罵倒の決勝と同じ結果となりました。

 

さらに昨年度チャンプのスークンを撃破し、決勝のGADORO戦は僅差で破れましたが、輪入道のパフォーマンスがよりGADOROを引き立てているように映りました。

 

出場したMCの中で最も自身の魅力をラップで表現できていたと感じました。

とにかく凄かった!

今年はなくなったMVP制度ですが、あったら間違いなく輪入道でしょう。

 

・GADORO

勝ちにきてる感がひしひしと伝わってきました。

しかし気負い過ぎていたのか、昨年度よりビートアプローチが雑な気がしました。

またKREVAの「インペリアル➡韻で決まる」のサンプリングも沸いていたのはGADOROファンだけだったかと。。。

ロッキー3やフレイバーオブライフなど

(それかっこいいか…?)

的なラインも多かったかなぁというのが個人的な印象。

 

一方でライムを捨てての輪入道との決勝ではGADOROの進化を感じました。

ライムなしでも多くの人の心に届くラインを出せるようになったのは地道な日比の活動の積み重ねだと思います。

 

昨年の方が個人的には好みでしたがまだ進化の途中ということでしょう。

優勝おめでとうございます。

 

・CIMA

後の運営についてで書きますが、彼は負けていません。

ちゃんと見たかった。

それだけです。

 

・スークン

初代チャンプという立場からくるプレッシャーに勝てなかった感がありました。

昨年度の様なのびのびとしたスークンのラップではなかったです。

1回戦のじょう戦では2連覇、ジレンマを2回も使っていましたし、全試合を通じて得意な分野であるはずのユーモアが全く発揮されませんでした。

「簡単な韻で充分」というのは間違いないとは思いますが、今回はそれを伝えられるラップではなかったかな。。。と。

予選の時は昨年度と変わらぬキレキレのパフォーマンスだったので残念です。

 

お疲れさまでした。

これに尽きます。

 

呂布カルマ

「MCバトルはじゃんけんの様なもの」というのを彼を通して強く感じました。

1ヶ月で2回も輪入道に負けるという屈辱を味あわされたわけですが、正直なところ輪入道とは相性が悪すぎでしょう。

これがGADOROやスークンならまた違ったのかもしれません。

しかし無礼を承知で言わせてもらいますが

「輪入道に勝つ姿が想像できない」

というのが2回とも現場で観ていた僕の感想です。笑

 

スークンと同じようにかまさなきゃいけないというプレッシャーも強かったかと思います。

ひとまずお疲れさまでした。

 

・ACE

使い回しがさすがに目立ちました。

mol53➡飛べる鳥➡添えるのみ

この流れはセルフサンプリングなのかもしれませんがさすがに「なし」ですかね。

 

 

・烈固

サ上戦の延長でノッてきた感ありましたね。

気持ちよくラップしてくれました。

GADORO戦はほぼ互角でしたし、ハマればめっちゃ強いって感じですかね。

生で初体験でしたが良いところが観れて良かったです。

 

・タカセ

みんなスーツなのに一人だけジャージみたいなスタンスがとても良かったです。

ほっこりしました。笑

 

・lick-g

あの状態の輪入道が相手だったのは運がなさすぎる。笑

 

バトル引退しないでほしいですね。

 

・イスギ

大会のノリ、ビート、客層。

全てが彼のようなラッパーにとってはアウェイなのでは。

僕としては昨年に引き続き予選でかっこいいところが観れたので充分です。

出て来た事実だけでもリスペクトってとこにいるラッパー。

これはエローンさんもそうだけど。

 

 

②演出

オープニングのDJからムービーの流れはとても良かった。

マスターのラップも意表を突かれたので良かったです。

 

俺は観客席の上段にいたんですが、リングの高さが上段とそんな変わらないから全然見えなかった。

まぁ見えないのは良しとしてモニターに試合の様子を映せよってずっと思ってました。

戦ってるやつの顔と名前なんかみんな知っとるわ!

ステージングも大事な要素みたいなこと言ってましたよね。

観客もジャッジしてるんだから見せれるなら見せろよ。

っていう不満。

理由があるとしたらすいませんだけど、もう少し考えられるはず。

 

あと優勝決まってからあっさりし過ぎ。

昨年の方が大会のスケールがでかく感じた。

 

 

ラウンドガールの露出をなぜ下げたのか?

昨年のがエロくて良い。

HIPHOPにはクールでナスティな魅力があるんだぜ!(byイスギ)

 

 

あとビート!

乗りにくそうなビート多くなかったすか?

初見のオリジナルビートなんだからもう少し普通の方が良くない?

あと90年代フレイバー漂うトラックとかあってもいいじゃん。

メロウなのもあって良いと思うし。

もっとトラックのバリエーションがあった方がゲットするMCも嬉しいでしょ。

 

昨年のビートを延長で使うのは個人的には良かった。

でも決勝の延長が昨年の決勝ビートってのは安易過ぎないですかね。

ちょっと萎えた。

 

 

③運営サイド

これは皆さんが思ってることと同じだと思います。

日本一のMCバトルを目指してるなんてよく言えたもんだってところが結構ありました。

 

CIMAなんてあの状況から勝ちにできないでしょ。心情として。

アクシデントものともしないGADOROはんぱねー!ってなっちゃうでしょ!

GADOROだってあんな勝ちは嫌でしょ!

あれはドロー。最低でも協議があっても良かったと思う。

トラブルのせいでそれまでのラップ思い出せないもん。

 

マスターの判定が間違いすぎなのは予選からだったわけで対策はできたのでは。

 

ドローの札が0.5ってのは僕も良くないと思います。

大半が引き分けとした試合の勝者になるMCってのはどんな気持ちなのかと。

タイトな大会ってのは素晴らしいことだと思うけど延長はある程度は必要でしょう。

 

 

・総評

当然ですけど楽しませてもらいました。

MCバトルの大会でみんながこんなに考えているって状況を作りだしたことも素晴らしいことだと思います。

 

だがしかし、お粗末なところが前回より遥かに目立ったのは事実。

口より行動。

論より証拠。

KOKは日本一のMCバトルにならないといけない状況をじぶんたちで作ったわけですからファンを失望させないでもらいたい。

来年は改善されて進化したMCバトルを楽しませてもらえることを期待します。

 

・最後に

そもそもMCバトルってのは何を競うところなのか?

よりHIPHOPかどうか?

パンチラインの多さ?

押韻の数?

レゲエやポエトリーは優勝しちゃいけない?

 

僕は「あいつはやべぇ!」って思わせられたら何でも良いと思います。

批判するのも自由だと思いますし、誰が好きでも良いと思います。

もし今のチャンピオンが許せないなら自分で倒せば良いだけだと思います。

 

何が正しいとかはなくてスタイルとスタイルがぶつかるのがHIPHOPなのかなーと。

みんなおんなじことばっかじゃ嫌でしょ!

 

 

最後になりましたが出場したMC、関係者の皆さま、お疲れさまでした。

生意気なことを書いて申し訳ありません。

 

しっかり見直したいのでDVDは買います。笑

 

第2回 ACEvsFEIDA-WAN THE罵倒より

 今日は11月とは思えない寒さ。

冬ということでクリームシチューを作りました。

白菜、きのこ、もやし、豆腐、肉をぶちこんで隠し味に味噌。

牛乳と味噌が意外にもマッチして美味しかったです。

 

 

 

 

第2回です!

 今回のバトルはこちら!

 

 

ACE vs FEIDA-WAN

 

https://youtu.be/DJk_nCJ8oR8

 

ACEは「渋谷サイファー」というHIPHOP集団の中心人物であり、テレビ番組「フリースタイルダンジョン」ではレギュラーで出演している今イケイケなMCです。

 

FEIDA-WANは10年以上前から岡山を代表するMCとして全国で活躍しています。

 

 

今回のビートはこちらです。

 

 https://youtu.be/BGpzGu9Yp6Y

 

skrillexの「make it bun dem」です。

EDMとレゲエが融合したかなりハーコーなビート。

ビートもやばいですが、ダミアン・マーリーの乗り方も半端ではなく、2012年を代表する楽曲でしょう。

また、2012年のUMB決勝大会のR指定vsRITTOのバトルビートとして使用され、大会のベストバウトと評される程のスキルの応酬となりました。

機会があればぜひ観てみてください。

特にR指定のビートアプローチは圧巻です。

 

 

ここからがバトル解説!

 

 

 いきなり先攻のACEが

「OK このビートは~」から細かく言葉をビートにはめまくり、スキルの高さで会場の空気を掴みにかかります。

「フェイダワン よりもラップがうめぇから わからないだろ 上から」

ここで押韻が、

ワン➡うめぇから➡上から

といったように徐々に増えていくことで気持ちいいグルーヴが生まれています。

 さらに

目線➡センス

good➡boo➡シシカバブ

と、様々な押韻を披露。

 残りの2小節では1小節ごとに異なるビートアプローチを披露し、相手よりもスキルが高いことをアピールします。

 

対するFEIDA-WANは、ビートのテンポとジャストで合わせたラップを乗せます。

重たいビートにハマってしっかりと首の振れるラップになっています。

早口➡甘口➡空振り➡盃

と、オーソドックスな押韻を披露。

 後半はACEの早口ラップは中身がないことをディス。

個人的にはACEに対するディスとしてはありきたり過ぎる感じが否めないかと...

 

 ACEの2本目は

賄賂➡ないの➡上手いの➡最強

と、1本目とは異なるビートアプローチながらもやはり確実に韻を踏みます。

と、思いきやいきなり声を荒げたり喋るようにラップしたりと、フロウで緩急をつけとにかく飽きさせません。

 

FEIDA-WANの2本目は序盤の4小節ではラップの区切りを減らしたスムーズなフロウ。

大魔人➡ラップマシーン➡じんましん

を小節のケツに綺麗に落とし込みしっかりと沸かせどころを作ります。

最後の「ahaa!!」もばっちりハマってかっこいいです。

ナイス小技です。

 後半は言葉を詰めた前のめりなリズム取りのフロウに変更。

ブラジリ「アン」➡ドラゴニ「アン」➡「アウン」「サン」スーチー「さん」➡フェイダ「ワン」➡ナンバー「ワン」➡オンリー「ワン」➡かな「わん」

といった怒濤のあんあん攻撃が炸裂。

歯切れの良いラップとの相性は抜群で、ライミングの醍醐味である気持ちよさが感じられます。

いっきに試合の流れを引き寄せにかかります。

 

 ACEの3バース目はFEIDA-WANのフローの真似から入り、

「犬は負けて鳴かにゃ「わんわん」」

と、先程のあんあん攻撃を逆手にとったカウンターアタックを仕掛けます。

さっきまで確かにわんわん言っていたので効果は抜群でしょう。

 その後は相手が放った言葉を拾いまくりますが拾いすぎて焦点がぼやけ気味でしょうか。

それでも最後は

ラップマシーン➡魂

バイブス満点にかまして着地。

綺麗ですね。

 

対するフェイダワンの最後のバースは犬=ドッグという価値観の変換が面白いです。

犬というと可愛い印象ですが、ドッグというと妙にワイルドなストリート感溢れる言葉に変わります。

その上で

俺は柴犬、お前はポメラニアン

と、犬の種類でお互いの優劣を提示しています。

FEIDA-WANらしさ溢れる言い回しがかっこいいです。

最後はレペゼン日本だから白米、ACEはターメリックライス、つまり余所者であることをアピールし、愛国精神をオーディエンスに訴えかけています。

 

 

 

動画では勝敗までは公開されていないので、どちらが勝ったのか気になるところであります。

しかし、どちらも1歩も譲らない名勝負だったことは間違いありません。

特に注目すべきはお互いのフロウの幅。

変則的なビートに対して4小節単位で見たら同じようなアプローチがほぼほぼないことに驚かされます。

しかも即興で無意識的にやっているのだとしたら恐るべき事実。

 

 

 

フロウとは何か?と問われたらこの動画を見せれば一目瞭然でしょう。

 

第1回 ENEMY vs 呂布カルマ 戦極MCバトルより

https://youtu.be/zmvMg69VzHk

 

記念すべき第1回です!

今回はこのバトルに注目してみたいと思います!

 

 ENEMY vs 呂布カルマ

 

言わずとしれた名古屋の超大物、呂布カルマと藤沢のニューカマー、ENEMY。

ENEMY君は当時18歳とか。

最近の若いやつらはラップが上手いです。

 

バトルビートはこちら!

https://youtu.be/2mkXP13xfo8

 

SKY-HIの「F-3」です!

AAAの彼のイメージとは異なる骨太な楽曲で、ラップに馴染みのない方から厳ついヒップホップファンまで幅広く受け入れられる曲ではないでしょうか。

 

 

ここからがバトル解説!

 

先行のENEMY君は十八番のビートアプローチで攻め立てます。

5小節めからの

「またまた言葉  吐き出してくだけで物足りはしないさ」

をリズミカルに決め、

呂布カルマ  言葉のチョイスほんとに頼むな」

と最後の2文字だけながらきっちり韻を踏んだことでバース全体にまとまりを出しています。

 

対する呂布カルマは、

「だいじょぶすか?テンパってんじゃね?」

「お前に対する言葉  空いた口塞がらない」

と、ENEMYのリズミカルなビートアプローチをテンパってるように見えると指摘。

試合の主導権を掴みにいきます。

さらに着地の

「おまんまの時間だガキは帰りな」

で、キャリアの差についてもディスります。

「だ」と「な」の1文字だけですが、しっかり韻を踏んだことでこちらもバースにまとまりを持たせています。

 (追記:おまんまの「ま」と時間の「か」とガキの「ガ」と帰りの「か」でも踏んでましたね。大事なポイント見逃してました。口に出すと「あ」行の連発が心地好いリズムを構成してるのがよくわかります。)

 

 

ENEMY君の2バース目は呂布カルマのディスに動じることなく十八番のビートアプローチでさらに攻め立てます。

リズムが生まれる言葉選びに注目です。

また4小節目に

「俺の口空いたまま塞がらないな!」

と、ラッパーとしてあり続けるという意思表明を持たせているように感じられます。

呂布カルマの「空いた口塞がらない」に対するアンサーですね。

しかし、残りの4小節で湧かせ所を作れず。

着地で発した

「ビートとの勝負」

呂布カルマに攻めこまれる要因になってしまいました。

 

 

 

 「ビートとの勝負じゃねぇ  俺とお前 一対一の勝負」

 「これがボクシングならあり得ねぇ  言葉のウェイトに差がありすぎる」

勝敗を完全に決めたと思われる呂布カルマの前半4小節。

一対一=タイマン=ボクシング

言葉の繋がりを脳内で補完させるようなチョイスに呂布カルマのリリシズムを感じさせます。

後半4小節でENEMYはスーパーフライ級、自らはスーパーヘビー級とするほど言葉の重みに差があることを指摘。

観客も大盛り上がりです。

 

 

結果として言葉のチョイスを頼まれた呂布カルマが見事なチョイスでENEMY君を抑え込んだ形になりました。

ENEMY君も巧みなビートアプローチを披露しましたが、相手に対するディスが少なかったり言葉数が多くなった反面、ひとつひとつのワードが持つ意味合いが薄れてしまった印象です。

呂布カルマはその点を見逃さず、まさに無駄のないラップで勝利を掴みました。

言葉のウェイトと自らが語ったように、呂布カルマは言葉選びのひとつひとつをとても大切にしているように感じました。

 

 

ヒップホップはリズミカルな音楽なのでENEMY君の選択したビートに上手く言葉をのせることも正解の1つだと思いますが、この試合においてはオーディエンスに分かりやすく言葉をじっくりと伝え、核心を突いたディスが冴えた呂布カルマが支持される形となったようです。

 

結果的には100対0で呂布カルマの勝利ですが、バトルを1つの音楽的セッションと捉えるのであれば素晴らしいバトルだったと言えるでしょう。

 

 

 

 

皆さんも会議やプレゼンで相手の発言がしょぼいと感じたら言ってやりましょう。

「これがボクシングならあり得ねぇ  言葉のウェイトに差がありすぎる」

初めましての皆様へ

皆様初めまして。

このブログでは昨今ブームになっているMCバトルの解説を行っていきたいと思います。

あくまでも私個人の主観で話させていただきますが、間違った情報は与えないよう勤めていきたいと思います。

 

願わくば、このブログを読んで頂いた皆様にヒップホップの魅力が少しでも伝わってくれれば幸いです。

 

管理人である私は静岡育ちの上京して10年過ぎた社会人。

趣味の範囲でラップをたしなみ、MCバトルにも何度か出場させていただきました。

最近は知人にラップのことについて質問されることが多く、日本語ラップへの興味、関心が昨今高まりつつあることを感じました。

せっかくなので自らも情報を発信し、わずかでも日本のヒップホップシーンに貢献できればと思い、このブログを立ち上げました。

読みづらい箇所も多々あると思いますが、読んで頂いた方々に意味のあるブログを目指して頑張ります。

よろしくお願いします。

 

余談ですが、趣味は酒場巡り、映画鑑賞、それと夜の遊びを少々....笑

プライベートの話も邪魔にならない程度に記事にさせていただきます。

エゴを御許しください。