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第2回 ACEvsFEIDA-WAN THE罵倒より

 今日は11月とは思えない寒さ。

冬ということでクリームシチューを作りました。

白菜、きのこ、もやし、豆腐、肉をぶちこんで隠し味に味噌。

牛乳と味噌が意外にもマッチして美味しかったです。

 

 

 

 

第2回です!

 今回のバトルはこちら!

 

 

ACE vs FEIDA-WAN

 

https://youtu.be/DJk_nCJ8oR8

 

ACEは「渋谷サイファー」というHIPHOP集団の中心人物であり、テレビ番組「フリースタイルダンジョン」ではレギュラーで出演している今イケイケなMCです。

 

FEIDA-WANは10年以上前から岡山を代表するMCとして全国で活躍しています。

 

 

今回のビートはこちらです。

 

 https://youtu.be/BGpzGu9Yp6Y

 

skrillexの「make it bun dem」です。

EDMとレゲエが融合したかなりハーコーなビート。

ビートもやばいですが、ダミアン・マーリーの乗り方も半端ではなく、2012年を代表する楽曲でしょう。

また、2012年のUMB決勝大会のR指定vsRITTOのバトルビートとして使用され、大会のベストバウトと評される程のスキルの応酬となりました。

機会があればぜひ観てみてください。

特にR指定のビートアプローチは圧巻です。

 

 

ここからがバトル解説!

 

 

 いきなり先攻のACEが

「OK このビートは~」から細かく言葉をビートにはめまくり、スキルの高さで会場の空気を掴みにかかります。

「フェイダワン よりもラップがうめぇから わからないだろ 上から」

ここで押韻が、

ワン➡うめぇから➡上から

といったように徐々に増えていくことで気持ちいいグルーヴが生まれています。

 さらに

目線➡センス

good➡boo➡シシカバブ

と、様々な押韻を披露。

 残りの2小節では1小節ごとに異なるビートアプローチを披露し、相手よりもスキルが高いことをアピールします。

 

対するFEIDA-WANは、ビートのテンポとジャストで合わせたラップを乗せます。

重たいビートにハマってしっかりと首の振れるラップになっています。

早口➡甘口➡空振り➡盃

と、オーソドックスな押韻を披露。

 後半はACEの早口ラップは中身がないことをディス。

個人的にはACEに対するディスとしてはありきたり過ぎる感じが否めないかと...

 

 ACEの2本目は

賄賂➡ないの➡上手いの➡最強

と、1本目とは異なるビートアプローチながらもやはり確実に韻を踏みます。

と、思いきやいきなり声を荒げたり喋るようにラップしたりと、フロウで緩急をつけとにかく飽きさせません。

 

FEIDA-WANの2本目は序盤の4小節ではラップの区切りを減らしたスムーズなフロウ。

大魔人➡ラップマシーン➡じんましん

を小節のケツに綺麗に落とし込みしっかりと沸かせどころを作ります。

最後の「ahaa!!」もばっちりハマってかっこいいです。

ナイス小技です。

 後半は言葉を詰めた前のめりなリズム取りのフロウに変更。

ブラジリ「アン」➡ドラゴニ「アン」➡「アウン」「サン」スーチー「さん」➡フェイダ「ワン」➡ナンバー「ワン」➡オンリー「ワン」➡かな「わん」

といった怒濤のあんあん攻撃が炸裂。

歯切れの良いラップとの相性は抜群で、ライミングの醍醐味である気持ちよさが感じられます。

いっきに試合の流れを引き寄せにかかります。

 

 ACEの3バース目はFEIDA-WANのフローの真似から入り、

「犬は負けて鳴かにゃ「わんわん」」

と、先程のあんあん攻撃を逆手にとったカウンターアタックを仕掛けます。

さっきまで確かにわんわん言っていたので効果は抜群でしょう。

 その後は相手が放った言葉を拾いまくりますが拾いすぎて焦点がぼやけ気味でしょうか。

それでも最後は

ラップマシーン➡魂

バイブス満点にかまして着地。

綺麗ですね。

 

対するフェイダワンの最後のバースは犬=ドッグという価値観の変換が面白いです。

犬というと可愛い印象ですが、ドッグというと妙にワイルドなストリート感溢れる言葉に変わります。

その上で

俺は柴犬、お前はポメラニアン

と、犬の種類でお互いの優劣を提示しています。

FEIDA-WANらしさ溢れる言い回しがかっこいいです。

最後はレペゼン日本だから白米、ACEはターメリックライス、つまり余所者であることをアピールし、愛国精神をオーディエンスに訴えかけています。

 

 

 

動画では勝敗までは公開されていないので、どちらが勝ったのか気になるところであります。

しかし、どちらも1歩も譲らない名勝負だったことは間違いありません。

特に注目すべきはお互いのフロウの幅。

変則的なビートに対して4小節単位で見たら同じようなアプローチがほぼほぼないことに驚かされます。

しかも即興で無意識的にやっているのだとしたら恐るべき事実。

 

 

 

フロウとは何か?と問われたらこの動画を見せれば一目瞭然でしょう。